リトルリーグあれこれ

 

投手への制限・年齢に基づいた投球数と休息

リトルリーグでは選手の年齢と投球数によって休息しなければならない日数があります。

 これは、肩や肘への負担を極力減らすため(障害を防止するため)に採られている措置です。

リトル年齢投球制限 1112歳:185球まで。13歳:1日95球まで。 910歳:175球まで。
リトル年齢14歳以下の投手。
  ・選手が1日に66球以上の投球をした場合、4日間の休息が必要。
  ・選手が1日に5165球の投球をした場合、3日間の休息が必要。
  ・選手が1日に3650球の投球をした場合、2日間の休息が必要。
  ・選手が1日に2135球の投球をした場合、1日間の休息が必要。
  ・選手が1日に120球の投球をした場合、休息日は必要ない。

 ※注意 試合で41球以上の投球をした投手は、その日は捕手を務めてはならない。

 

最終学年の選手が経験するインターミディエット

 6年生と中学1年生で構成するメジャークラスにはインターミディエットルールがあり、リトル野球より距離も長く、

 離塁や牽制のあるカテゴリーもあります。中学野球に向けて色々な体験ができます。

 

マイナークラス 離塁の制限

マイナークラスからは硬式ボールをつかいます。

このため、マイナーでは野球の基本を徹底的に学びます。

塁間が短いため、内野手はボールを捕ってから送球する動作に無駄な動きがないように練習をします。

 

普通の野球の場合、走者が塁から離れるのは自由ですが、リトルリーグには制限があります。

つまり投手が投球した球が打者にとどく前や打者が球を打つ前に走者は塁を離れてはいけないことになっています。

これに違反し塁から早く離れて得点しても、その得点はみとめられません。もちろん走者はアウトになりませんが、もとの塁にもどらなくてはならないことがあります。  

 

グラウンドの大きさなど

内野は一辺18・29メートルの正方形とする。外野フェンスまでの距離は60・95メートル以上なければならない。

バッター・ボックスは縦1・82メートル、横0・91メートルの長方形とする。

本塁は五角形のゴム板で表示する。一辺が43・2センチの正方形の2つの角を切り取り、一辺を43・2センチ、二辺を21・6センチ、二辺を30・5センチとする。

投手板は横45・7センチ、縦10・2センチの矩形の白色ゴム板とする。投手板の前縁から本塁の後部先端までの距離は14・02メートルとする。

 

因みにリトルリーグのグランドの大きさをソフトボール、軟式野球、一般野球と比較すると・・・。

組織

投手~捕手

塁間

ソフトボール(小学生)

10.67メートル

16.76メートル

ソフトボール(一般)

14.02メートル

18.29メートル

リトルリーグ

14.02メートル

18.29メートル

軟式野球 (少年)

16.00メートル

23.00メートル

一般野球

18.44メートル

27.43メートル

 

 インターミディエットカテゴリーでは、リトルリーグサイズより投手間、塁間が長い距離となり

規定回数も中学野球と同じ7回となります。

 

 

使用するボール

 ボールはリトルリーグ仕様および規格を満たしていなければならない。重さが141・7グラムから148・8グラムのもので、周囲が22・9センチから23・5センチ以内のものです。

因みにリトルリーグのボールの大きさをソフトボール、軟式野球、一般野球と比較すると・・・。

組織

直径

重さ

軟式野球(小学生)

67.5~68.5ミリ

126.2~129.8グラム

軟式野球(中学生)

69.5~70.5ミリ

133.2~136.8グラム

軟式野球(一般)

71.5~72.5ミリ

134.2~137.8グラム

リトルリーグ

72.9~74.8ミリ

141.7~148.8グラム

一般野球(硬式)

72.9~74.8ミリ

141.7~148.8グラム

ソフトボール(小学生)

約90.1ミリ

約163.0グラム

ソフトボール(一般)

約90.7ミリ

約187.82~190.0グラム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使用するバット

 試合で使用できるバットは、木製でも金属製でも構いません。(但し、硬式リトルリーグ公認)

長さは83.8センチ以下で直径は5.7センチ以下。

特に金属バットでは2010年よりバット本体にBPF1.15反発係数)が明記されたものでなければなりません。

 

使用するスパイク

 金属、くさびの付いた靴は使えません。ゴム製くさびの付いた靴は使えます。 (軟式・ソフトボールと同様です)

 

ヘルメット

 ヘルメットは両耳つきのものを1チーム最低7個用意しなければならない。

打者、次打者、全走者及びコーチは、このヘルメットを着用すること。成人のベースコーチについては任意とする。

プロテクター

 男子プレーヤーは全員サポーターを着用すること。捕手(男子)は金属、ファイバーまたはプラスチック製のカップ型サポーターを着用するものとする。捕手は「襟つきの長い胸当て」「のど当て」「すね当て」「捕手用ヘルメット」を着用すること。

捕手は練習中、投手のウォームアップ中及び試合中は「マスク」「のど当て」「捕手用ヘルメット」を着用すること。

 

ユニホーム

 チームのプレーヤー全員は、同じ色、仕立て、スタイルの番号の付いたユニホームを着用する。

公認のリトルリーグ・ワッペンはユニホームの左袖の上部に付けなければならない。

監督、コーチは、通常のユニホーム及び金属スパイク靴を着用してはならないが、帽子、スラックス、シャツは着用しても差しつかえない。

 

使用できるミットまたはグラブ

 捕手は捕手用ミット(一塁手用ミットまたは野手用グラブとは違う)を使用しなければならない。

手を保護できるものであれば形状、サイズ、重さの制限はない。

一塁手は縦(先端から末端まで)が30・5センチ以下、横(親指のまたからグラブの外線まで)が20・3センチ以下のグラブまたはミットが使える。重さの制限はない。

一塁手と捕手以外の各野手は縦が30・5センチ以下、横(親指からグラブの外縁まで)が19・4センチ以下のグラブを使用できる。重さに制限はない。

投手のグラブは、縫目、紐、網を含めた全体が一色でなければならい。但し白色または灰色であってはならない。